2013年4月29日月曜日

[error:0634] 都バスで飛ばす

ゴールデン外出強化週間その2。

今日はお台場の日本科学未来館に行こうと思いますよ。
「波瀾万丈!おかね道」というのをやっているそうです。

そんなものを観に行く以上、
まずは交通費の節約に努めます。




松戸から普通に電車で行くと安いルートでも往復1500円は掛かりますが、
ここで意外な伏兵が「都バス」。

金町までだけ電車に乗り、あとはバス1日乗車券で3路線ほど乗り継げば、
なんと150×2+500=往復800円で済みます。

時間は順調に行って片道1時間半ぐらい掛かりますが、
どうせ電車でも1時間ちょっと掛かります。
特に急いでいなければ、悪い選択ではないと思います。


ただし、区間によっては非常に混む所もあります。
ゴールデンウィークなので、逆に都内は空いていると踏んでたのですが。

それと、金町駅前で並んでいた20人ほどの列が
全員例外なく高齢者(ほとんどが敬老パスか何かを持っている?)で驚き。




葛飾区金町から「草39系統」→墨田区言問橋で「業10系統」に乗り換え。
何だかものすごい系統名である「業」は、たぶん「業平橋」でしょう。

東武の駅は最近サクッと「スカイツリー」駅に改称されちゃいましたが。


実際ビルの間から、その634mスカイツリーがチラチラと見えます。

そういえば今回はちょうど634記事目でした。

スカイツリーとソラマチの方に行っとけば良かったかなぁ。
でもここだけは確実に、全国各地からの観光客で混んでるに違いないよなぁ。




さらに江東区枝川で「海01系統」に乗り換え、科学未来館前に到着。

ちなみに品川駅からも「波01系統」というのがありますが、
どういうわけか、どこの田舎のバスかと思うぐらい本数僅少です。




サブタイトル「It's All about Money」

素直に訳すと「お金のすべて」。

紙幣の印刷とか為替とか、最近流行りの金融緩和とかマネーサプライとか、
歯応えのありそうなイメージが沸いてくるではありませんか。

・・・小学生も多く来る博物館で、それは無いような気もしてきたな・・・。


ちなみに樋口一葉や夏目漱石はひどい借金王と聞いた事があります。

やはりタンスに貯め込んでないで使えという
国からのメッセージなんでしょうか。

次に万札あたりを新しくする時は石川啄木あたりどうでしょう。

あえてお札のインクの耐久性を弱くして、
1ヶ月ぐらいで真っ白になってしまうようにする手もあるかも知れません。




さて思ったほど混んではいないな・・・と思いきや、実は20分待ちだそうです。

入口の中でかなり行列になっているようです。




隣のロッテリアや、やけにコスプレイヤーの方々が多い公園で、
少しだけ時間を潰してみることにしました。

自販機を探して広い公園をぐるっと一周し、戻ってきたらすぐそこにあったとか
今日も良い感じに報われません。




ロッテリアの新作ハンバーガーのポスターは、
もう少し貼る位置を調整した方が良いかと思われます。

「オモテに50円って書いてあるじゃん!」とゴネるワイルドな人
1万人に1人ぐらいは居るかも知れません。

もし裁判になったら、敗訴するとしても、お堅い判決文に何て書かれるんだろ?




もう一度入ってみたら、待ち時間が幾らか減ってました。

よし行こう。入場料は1000円。

しかも撮影可らしいですよ!




本物のATMの前で写真を撮ってたら確実に怪しまれますよね


しばし列に並んだあと、まず最初にATMを模した機械が登場します。

オレオレ詐欺や暗証番号盗の防止対策が施された最新型機・・・
というわけではなく、

「見知らぬ人が1000円山分けしようと言ってきました。
受け入れれば100円もらえ、相手は900円取ります。
受け入れなければ、二人とも1円ももらえません。
受け入れますか?」

などと質問されます。




ハッキリ言って、その1000円が何なのか等の状況によると思いますし、

そもそもそんな見知らぬ人の金銭的提案など
内容に関わらず無視するのが普通でしょうが、

まぁそんな事を言っていても始まらないでしょうから、
100円でももらえるならYES、と答えてみますと、

「あなたはホモエコノミカスです」と判定されました。

部分部分微妙に人聞きの悪そうな称号ですが、




感情に流されない冷静な判断、ということらしいです。

ちなみに世界各国での実験結果によると、2人でお金を山分けする時、
アフリカや南米辺りでは均等に分けたがらない人が多かったとか。





ついでに、ATMのレシートを模したレシートと
それを貼り付ける用の通帳型メモ帳などがもらえます。



・・・・・・が、わざわざ機械まで用意するほどの話とも思えません。

そして全編こうした「本ででも読めばいい」心理テスト
ばかりなのです。

さらに言えば「お金」は判り易い損得の例として使われているだけで、
展示の本質は「お金」自体ではなく「損得判断」のようです。なんじゃそりゃ。




「111111111番」と「297836547番」、どちらの宝くじを買いますか?


本当に「感情に流されず冷静に判断する人」はそのどちらでもなく、
「どちらでも同じ」だと考えるはずですが。




●楽しみにしていたコンサート会場に着きましたが、
あらかじめ買っておいた3000円のチケットを失くしてしまいました。
もう3000円出してコンサートを見ますか?

楽しみにしていたコンサート会場に着きましたが、
代金に用意しておいた3000円を失くしてしまいました。
(銀行にでも寄って)もう3000円出してコンサートを見ますか?


これも、そのコンサートに6000円の価値を認めるかどうか
が一番大きいとは思うのですが、仮に6000円には届かないとすれば私は、

「失くした現金は後で見つかる可能性もあるが、
チケットが後日見つかっても無意味であり、損失確定である

と考えます。なので前者はNOですが後者はYESとするでしょう。

しかしこの答えは「直感に流されている」非合理な判断らしいです。うーむ。


ならばこの場合むしろ

「交通費と入場料を払って観に行ったイベントが
入ってすぐ、期待ほど面白くなさそうだと判ったら、
せっかくだから最後まで観ますか?
時間の無駄だからすぐ帰りますか?」

のような問題の方が、適切かも知れません。



・・・ちなみに私なら、「ざっとだけど一応最後まで観る」と答えます。




高いに決まってるじゃないですか。

700円の差を惜しんで電車でなくバスに1時間半乗ってきた
非採用通知コレクターに比べりゃあ。




あなたは何かの宗派に属しておられますか?
・属していない
・カトリック
・プロテスタント
・その他のキリスト教
・ユダヤ教
・イスラム教
・ヒンズー教


これは展示本体というより、補足的に示されているアンケート用紙例ですが
お金とまるで関係ないのはこの際良しとしても、
これだけの選択肢しか認めていないというのは大丈夫ですかね?




全部で10個ほどアトラクションがあります。
木板の裏がもろに見えていたり、学校の文化祭っぽい感じですが
それぞれかなり行列できてます。

確かに、文化祭のネタとしてはこういうのもいいかも知れません。
でも有料の博物館としてはちょっとなー。
「子供向け」と銘打つべき企画かと言うと、それも微妙だし。


「心理」を言うなら、入場するまでの行列はある程度期待を高めますが、
入場後も何か次へ進むたびに発生する行列というのは、飽きを誘うでしょう。

最初の入場制限をもっと狭めて、入場後ゆったり回らせるべきかも。
ゆったり、と言っても行列がないのだから回転率は良いと思います。




そして出口まで行くと、それぞれの問題の回答者割合が表示されます。

ある意味、「本に載ってる心理テスト」ではなく
実際に会場まで足を運んだ意義と言えなくもないですが、


ここに表示されている「実験場8(8問目)」の赤い割合は、
「サイコロを4回振って全部違う目を出した(と申告した)人の割合」らしいです。

「わずかな人が多くの富を独占する」という意図の設問らしいのですが・・・


イカサマサイコロでないなら、そうなる確率は18分の5(30%足らず)。

ならどう考えても「全部違う目を出した人しか結果を申告していない」
要するに8問目には皆もう飽きちゃってた」んだろなぁ。




未来館近くの「大江戸温泉物語」にも一度行ってみたいんだけどなぁ。

タオルとか替え下着持ってないし、
電車賃浮かせたのが一挙に無意味になるぐらいの値段だろうし、
帰りもバスだから、ゆっくりしてると宵の口には最終バス出ちゃうしなぁ。




そして枝川で「海01」→「業10」の乗り換えをしようとして降りたら、バス停に
その系統の表示も時刻表もない
って一体どういうことだ!?

来る時ここで乗り換えたし、さっき前方を「業10」のバスが走ってたぞ!?




「いつ来るか来ないか判らないバス」は待たず、
とりあえず帰りの方角であるはずの北に向けて歩くことにしました。


どこまで歩けばいいのか判らないけど。

これは「非合理な判断」になるのかなぁ。




途中で見つけた、ヨーカドーの隣に別建てになったレストラン棟。

初めて見るはずなのですが、1.、2か月前ぐらいだったか、
これと非常に良く似た映像を夢に見たのです。

なんか怪物の腹の中のようなトンネルの先にある謎のレストランでしたが。




と、思っていたら夢の導きか、すぐそばに「業10」の停まるバス停発見です。

よし、これで言問橋まで行けば、金町行きに乗り換えだ。




・・・まさか言問橋バス停だけを迂回して、
来る時は数百メートル先に見えていたはずのスカイツリーの
すぐ足元まで連れて来られるとは思いませんでした。


「普段乗らないバス路線はあれこれ迷わされる」という結論でいいのかこれは。


やっぱり634回記念・スカイツリー企画にしとくんだったかなぁ、今日は。


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