2013年4月14日日曜日

[error:0632] Oh You Are 桜友


「オール学習院の集い」なるものの噂を聞きつけて行ってみました。

もともと花見会だったものが大きくなった、
同窓会と文化祭の合いの子のような催しらしく、エブリワン入場可であります。

皇族含む、きっとものすごい面子なのであろう学習院の同窓会組織は、
「桜友会」と言うらしいです。
なるほど、今年の桜前線は少々早すぎましたが、確かに立派な桜の校門。


ちなみに東大のシンボルはイチョウなので秋を待たなければなりませんし、
あの匂いの中で地面にゴザ広げて酒飲むのもどうかと思われます。
カセットコンロででも焼けば酒のつまみにはなるかも知れませんが。




さすが、幼稚園の頃から制服着て茶道やるだけのことはあり、
心なしか道行く人みな気品が感じられます。

人はそれなりに居るのに、一般的な文化祭らしい騒がしさもないし、
大学らしい看板や貼り紙の混沌たる世界がありません。

私のような、幼稚園から制服どころか高校さえ私服だった人種が
ウロついてて本当にいいのか不安になります。




薄いとは言え、入口で配っているパンフレットまで
ちゃんと製本所に出したような代物です。
開き易い中央の見開きに地図が割り当てられているなど、完成度も上々。

ほかに、恐らく子供連れをターゲットに、分厚い学校案内も配っています。


パンフレットには学習院歌も載ってますが、終戦直後に再編された歴史上か、
通常およそ校歌と名の付くものの歌詞に登場しそうにはない
「死」「狂」「廃墟」なんて文字が混ざってくる激しさが意外でした。

ヘビメタアレンジしても結構違和感なく行けるかも知れません。




はるばる福島から、トラック改造の移動水族館がお越しです。

同じ福島から、スパリゾートハワイアンズ(常磐ハワイアンセンター)の
フラガールショーも来ているようです。

桜友会人脈、ハンパない模様。

というか、秋の文化祭と違って今日の催しは学生よりも
学校側や同窓会主体のようですね。
露店なども業者が入っているようです。




水族館、というと若干イメージ違うのですが
ウニやらナマズやらウミウシやら、でかいヒトデやらに触れます。




ドジョウの掴み取りもあります。これには父兄各位も本気のご様子です。




射的や輪投げも人気。




盲導犬の皆さん。
訓練されているとはいえ、良く焼肉屋か何かに勝手に主人を
引っ張って行かないものだと常々感心するところです。

そしてさすが学習院だけあって、犬どころかもどこか居るらしいです。

ちなみに東大駒場にはノラネコが多数常駐していて、
外で何か食べていると良く寄ってきます。




驚きの利き酒コーナー。募金箱が置いてはありますが無料っぽいです。
まぁ、元が花見会だと考えればまだ判るかな。




出羽桜の社長ご令嬢(在学中)からのおごりらしいです。

畏れ多いです。

というか他の人たちは呼び捨てでいいのですか。




学内でも歴史ある建物を巡るスタンプラリーをやってみましょう。

パンフレットの該当枠内にスタンプを押します。

3~4歳ぐらいの女の子が一人、意気揚々と「C」の枠にスタンプを押していて、
スタンプを押す以前にアルファベットが読めるのに感心しました。




CとDをクリアして、Eはあちらの用務員詰所か何かかと思った家屋。

これでも、日露戦争で有名な乃木希典院長の宿舎だったそうです。
というか、わざわざ院長官舎でなく学生寮の一室に寝起きしており、
その部分だけ保存してあるんだそうです。


ちょうどボーイスカウトの集団と出会いましたが、
幼稚園児から大学生まで混じっている学校環境自体が
ある意味ボーイスカウトにも似たものかも知れません。

特に少子化の昨今、ほぼ同年代ばかりの環境より、そういうのもアリかも。




野球もやってます。大学の対抗戦のようです。

学校の野球部で背番号43なんて、なかなか見ません。
部員数が多いのはいいとして、全員に背番号配ってるのが大したものです。


しかし今日は風があって、砂埃がものすごいです。
どう見ても試合に支障あります。グラウンドに水撒けないのかなぁ?




ウグイス嬢まで用意されていますが、やはり砂埃に難儀しているようです。

観ている方も厳しいので、グラウンドから離れましょう。

ちなみに学習院チーム、負けのようです。




ポイントB。大正時代の皇族寮。中にも入れますが、




むしろ周囲の花などに気を取られていて、建物に入るの忘れてました。

まぁ、元来お花見会だったわけですから、むしろそれで良いのですが。

あまり陽当たりの良い場所でもないのに、今年はツツジも早いのかな?




見事な板根。沖縄あたりでなら結構見ますが、珍しいですな。





藤とチューリップが同時に見頃で、
おまけにサザンカがまだ散ったばかりってのが奇妙な感じです。




最後のポイントAは札幌時計台っぽい史料館(旧図書館)。

ついでに、まだ比較的残っている桜も。




ですがドアに謎の茶道ガエルが鎮座しています。

お茶うけのヨウカンなんか、舌でシュルッペロッとやっちゃわないでしょうか。





そんなこんなで、スタンプを全部集めますと
オリジナルクリアファイルがもらえます。他にボールペンなども選択可。



ちょっと時間が押して来てしまったので
終わってしまったイベントも多いですが、校舎内もちょっと覗いてみようかな。





あちこちの教室で各種同窓会イベントが行われているようなのですが、
そのうち半分ぐらいが一般人参加OKという、
「同窓会」の常識を根底から覆す趣向になっているようです。


たとえばこちらの団体は
飲み放題食い放題1000円ポッキリだそうです。
学習院で「円ポッキリ」という接尾辞を目にするとは意外でした。

そして美男美女勢ぞろいだそうです。
まぁ、昭和39年卒ということは、みんな70過ぎってことですからねぇ。


「男は度胸! 何でもためして みるのさ」
という某名言に従って参加してみたい気も10%ぐらいしますが、

ホイホイついていってみた結果万が一
麻生元総理とか、ヘタすると皇族がおいでだったり、
なおかつ既に酒で出来上がってたりしたらどうしようかとも思います。

(※調べたら麻生元総理は昭和38年卒でした)


そういえば大学時代、サークルで学習院の人と話す機会があり、
その人いわく「皇太子じきじきにやってみてくれと頼まれたので皇太子に
コブラツイストをかけた」という猛者な御学友が居たそうです。



『おれは 大学の校舎に入ったと思ったら 美術館の入口のような場所にいた』

な・・・何を言っているのか わからねーと思うが(ry





そろそろ時間も遅かったせいか人影は少なかったですが、
誇張なしに防空壕のようだった東大校舎と違って、やはり高級感を感じます。

傾けて引き出す構造のイスとか、時代は進んでいるんだなぁ。



実は1000円などと言わずとも、露店の500円のハムソーセージ盛りで
たちまち腹12分目ぐらいになりました。意外なほどの良心価格。



ジャズをあまり聴かない私でも判るほど、
ジャズ同好会がものすごくハイレベルでした。

きっと、道行く初等部中等部の後輩たちに良い影響となるでしょう。


・・・いや秋の文化祭の方は実は一転ものすごいアウトローなテイストだったり
するのかも知れませんが。デトロイトメタルシティのコピーバンドが出るとか。








おまけ。池袋まで歩いてみたら、「雑司ヶ谷いろはかるた」なるものが。




「やぶそば」ぐらいはいいとして、



「謎の地図」としか判らないような何かが。



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