2012年6月5日火曜日

[error:0604] 実写版のことかーっ!


普段テレビをあまり観ない私ですが

なんと、かの悪名高き実写版ドラゴンボール
深夜2時からひっそりとテレビ放映されるとの急報に接し、
居間に降りて来てテレビつけてみました。


この機会を逃したら永久にどこでもお目にかかる事はないのでは
ないか…と心配ですからね、エェ。




どことなくウィークエンダー風なノリの最新映画紹介コーナー
など前置きされましたうえで、



何やら重厚なオープニングに突入いたします。



何しろテレビ観ない人なので、我が実家のテレビの下に存在するビデオ機が
故障してないのかどうか、テープがどこにあるのかさえ良く知らず、
従って原始的にも画面をカメラで撮ってますが、

最近のテレビはアナログテレビと違って
カメラで撮っても走査線でブツ切れにならないのが意外な長所ですね。

いやどっちにしろ録画までするほどのモンかどうかと言えば微妙ですが。



およそその重厚なオープニングに全くそぐわない
ピッコロ大魔王なる語感にさっそく衝撃を受けます。


実は私はドラゴンボール原作にもあまり詳しくないのですが
たぶん鳥山明ワールドというのはユルさが根底にあるべきであって、
ある限度以上のシリアス成分を入れちゃったらダメなのではと思います。



さて、若干信じ難いですがこちらが悟空であります。

実際「ゴクー」と言ってます。



確か「本作の悟空はいじめられっ子の平凡な高校生」との触れ込みでしたが、
変人扱いされているというだけで、最初から武芸の達人ではあります。


養父の悟飯は普通に「グランパ(おじいちゃん)」と呼ばれていますが
どうみても人種が違うので、

ストーリー展開を待つまでもなく、最初から血縁関係は疑わしいと判ります。



ドラゴンボールは4個目までは頑張って…というか半ば偶然に集めますが、
あと3つは既にピッコロが持っています。



ピッコロ唯一の部下・マイ(田村英里子)。
原作ピラフ一味のマイとは全然違うみたいです。


ところでピッコロも悟空たちを好きに泳がせておいてボールを集めさせ、
最後にまとめて巻き上げりゃいいじゃないかと思うんですが。



悟空の同級生・チチ。

高校の教室にしては、服の露出が多かったり少々ハデ過ぎる気もします。
最初、いじめっ子とつるんでるビッチかと思いました。


それがなぜか荒野で拳法の修行に励んでる所に
後で偶然遭遇したりするので、展開には無理がありますが、

なんだかんだ言って拳法的アクションはこの人が一番
マジメに頑張っているかも知れません。



二挺拳銃を使いこなすブルマ。

格好良いのですがここだけ世界観がバイオハザードか何かみたいになります。



亀仙人です。チョウ・ユンファです。



若干ヒャッハーな感じに仕上がっているヤムチャ。

最初はフツーに現代アメリカかと思ったらいつのまにか
近未来サイバーパンクっぽくなり、さらに世紀末荒野っぽくなってきます。



そしてそのヤムチャが掘った落とし穴の中で
偶然ドラゴンレーダーに反応があったので、さらに底を掘ってみたところ、

トンネルを抜けるとそこは溶岩地帯という急転換でした。

いったい何キロ掘ったんだよ、穴?



亀仙人の師匠。今度はナマステとか言い始めました。

この人、インド人なの?



またしても洋画字幕にあるまじき単語が出現します。



亀仙人が何やらパントマイムっぽい動きを始めたので

まさか「ぱん・つー・まる・みえ」とでも言い出すか
と思いましたが、気を練っているところのようでした。


ま、「ぱん・つー・まる・みえ」は英語の脚本にはするの不可能ですよねぇ。




いよいよもって舞台がどこなのか判らなくなってきます。

ちなみにこれは80年代ぐらいのホンコン映画ではなく、2009年アメリカ映画です


というかこの舞台展開、かのそびえ立つ伝説的クソの山であるところの
NINJA3っぽい気がしてきて大変不安になります。




いよいよピッコロ大魔王との決戦であります。


悟飯の形見であるところの亀印入り道着を装備する悟空。

微妙なフォントとか再現性高いのですが、なまじ再現性高いがゆえに
いかんせん映像化するとチャチいです。似合ってないです。

イケメン悟空路線でここまで来たなら、今更こんなの着せなくて良いのでは。

大猿に変身して巨大化しても破れないし。



さすがにNINJA3のような呼吸困難クラスのシロモノとは違って、
単純平板なストーリーなりに、そこそこ観られる事は観られる作品です。

単体の映画として、感動したりスカッとしたりできるかと言うと怪しいですが。


一般の評ですと「世界観ぶちこわし系」に分類されてますが、どちらかというと
「世界観が不統一」と言った方が正確かも知れません。

というか、統一しようにも最初からハリウッド文化とは水と油なんだろうなぁ。


せっかく戦闘力インフレのない初期のストーリーを使っているのだから
もう少しCG頼みではない、拳法アクションをより前面に押し立てるなどの
見せ場の作り方はあったかも知れません。

悟空役はどこの国の人でもよく、むしろ黄色人種のほうが合っているんだし、
タイから「マッハ!!!!!!!!」のトニー・ジャーあたりを連れてくるとか。



そういえばこの実写ドラゴンボール、
最初から3部作の構想であるらしいです。

マジで!?



.

0 件のコメント:

コメントを投稿