2014年4月19日土曜日

[error:0678] ウコンの化石、斜面のシバザクラ

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今年の桜は、気温の急上昇と春の嵐により
短期間にサッと咲いてパッと散ってしまった印象がありますね。

しかしシバザクラなら見頃なのではないでしょうか?


関東でシバザクラの名所と言うと秩父の羊山公園あたりですが、
行った事もありますし遠いので、近場で探してみたところ、

市川の国府台方面にある郭沫若記念館(かくまつじゃくきねんかん)
なる場所が、名所として売出し中なんだとか。

交通至便とは言えない立地ですが、せっかく散歩に適した時候ですし
ウチから6km程度なので、片道ぐらいは歩いてしまいましょう。




全体的にはどうということのなかった道中なのですが、
途中、丘の上に堀之内貝塚という遺跡公園があります。

地面の白いザラザラはすべて貝殻の破片。

松戸にも貝塚はあるのですが、こんなに本格的ではないですね。

けっこう広い公園ですが、まともな入口は北東部にしかないようなのでご注意ください。




公園と呼ぶには随分と野趣に溢れています。




発掘中のポイントなのか、発掘後で地下に大穴が開いていたりするのか、
ひょっとして殺しでもあったのかという雰囲気。




謎の野営地です。




入場無料の博物館が2つもあり、こちらは先史時代を扱った考古学博物館。

市川周辺の遺跡や発掘品が中心です。

ただ、見た感じ古そうな展示も多かったので、
最近の知見に照らすと話は別だったりもするかも知れません。




2階に行くと撮影は要許可のような事が書いてあるのですが、
入口付近は特にそんな注意書きはないようでした。

海岸線の変化、地質断面サンプル、クジラの骨などの他に、




一番入口に近い所にいきなりこんなものが現れたりします。

人の物か動物の物かは不明だそうですが
「オバケのQ太郎が考えるところの古墳」ってやつです。

つまり古いウンコ。


ちょうど、デンマークで700年前のボットン便所跡が発掘されたニュースがありました。

いまだに臭うそうですが、当時の人々の食物がすでに分析されつつあるそうです。

考古学者もラクではないようです。




すぐ向かいで実施中の、外環自動車道の工事で出て来た土器などの特集も。




地学出身者ですが5月10日が地質の日、ってのは知りませんでした。

地質関連イベントがあちこちであるらしいので、潜入してみるかもです。




もうひとつ歴史博物館というのもあって、
こちらは先史時代ではなく中世から昭和までの歴史時代を扱っていますが、

たまたま掃除直後ででもあったのか
消毒液の匂いがきつくてあまり長時間居られないのが残念。




つい博物館に時間を使いすぎそうになりますが、
暗くならないうちに移動再開しましょう。

これが前述の外環工事現場です。

さすがに大規模で、歩行者用の横断道がわざわざ用意されていますね。




道路工事とは思えない巨大地下建築物っぷりです。

大雨対策の地下貯水池とか色々付随しているのかも知れませんが、
まるで地下マンションとか地下ショッピングモールとか
ニュータウン都市建設でもしているのかのよう。


そういえば、ついでに外環と一体化して鉄道作れないんですかね。

武蔵野線と山手線の中間に川口→三郷→矢切→菅野→二俣新町と通れば
割と便利そうな気もするんですが。




住宅街をウネウネ通るのでわかりにくいエリアも何ヶ所かあります。

ホントにあの細い階段通って崖降りるのが正解なのか?





入口が貧相すぎるけど作品は面白い木工工房あらわる。




「八街産落花生 銚子の濡れ煎 直売所」


だそうですが、どこにその直売所があるのか判りません。

ウチの近所にも、マンションの入口に米直売の看板が置いてあるものの
一体そのマンションの何号室で売っているのか謎
って所があります。




ネコの手も借りたい?

いやでも電話予約制だよねぇ。




さて、いよいよ到着しました郭沫若記念館(入場無料)。




菜の花とのコントラストも鮮やかですね。

ただ、




このぐらいの広さしかないという点がネック。

ええ、駐車場でまずは軽くシバザクラ花壇のジャブを、というわけではないのです。

売出し中のシバザクラ名所、はこれが本体であります。




反対から眺めるとこうなります。家だらけです。




郭沫若というのは魯迅ぐらいの頃の中国の文人で、
記念館本体はちょっと大きめの、普通の畳敷き古民家という感じです。

特に中に入ってみたくはならなかったです・・・





帰りはバス停を求めて坂道を登ったり降りたりしますが、
何やらこの辺、文化財が多いみたいですね。

案内看板の向こうに見えている公園もまた遺跡のようです。




千葉商大付近の丘は妙にネコだらけでした。集会のお時間だったんでしょうか。

左は、住宅地図の最新状態を確認しているゼンリンの人らしいです。
個人的には面白そうに思えるお仕事。




松戸に帰ってきたら、こんな所に普通にシバザクラ生えてたことが判ってしまうの巻。

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