2013年10月12日土曜日

[error:0657] 荒川アンダーザブリッジな秋花火


正直、この絵で見つかったら大したモンだと思います。

一瞬またオウムの誰かかと思いました。

というか化粧しただけで同一人物かどうか判らなくなる人も多いですよね。




さてそれとは全然関係なく、10月だけど鴻巣花火大会というのに行ってみます。

なんと、現在新潟でしか使っていない4尺玉に挑戦するそうですよ。

4尺! 121センチ!

セバストポリ要塞でも攻略するのかってほどの巨砲です。


とはいえ、多分それが出てくるのは一番最後だけであり、

交通機関が限られる街(高崎線鴻巣駅ぐらいしかない)の花火大会に
最後まで居たら混雑でヒドイ目に遭うのは必定、
逆に人が掃けるまで時間を潰せるほどの大規模商業地区もなさそうですから、

4尺玉にお目にかかる前に撤退するのが賢明でしょう。

電車賃往復1900円もかかる所へわざわざ行くのに
ひどい本末転倒だとは自分でも思いますが
あまり行く機会のない方面だからと無理矢理納得することにします。




こちら駅に展示されている3尺玉。

とはいえ、実はこれは市の主催する大会ではなく
商工会青年部の、いわば民間自主イベントだそうです。

そう考えると駅の展示って異例なのかも知れません。

ちなみに「燃えよ!商工会青年部」がスローガンになっています。


開始より2時間以上も前に来たので、まだそこまでの混雑ではありませんが、
駅の規模は大量の群衆を抱え込めるほど大きくはないと判りました。

これで大会終了まで居座るのは、やはり避けるべきでしょう。




バス停に人が結構並んでいますが、河原までは1kmかそこら。充分歩けます。

むしろ時間を潰せる場所が欲しいぐらいですが、
少なくとも駅のこっち側にはあまりお店関係がありませんね。
ほとんど住宅地ばかりです。




ひな人形の街でもあるそうです。




石のベンチらしきものには、なぜか
「げんこつ山のたぬきさん」の振り付け解説などが。




驚くべきことに、露店が全く出ていません。

私自身は別に困らないのですが、謎です。


市の主催でないせいか会場周辺の道路を歩行者天国にできなくて、
その結果、歩道しか通れなくなる客の邪魔にならないようそうしているのか。

それとも今年はベビーカステラ屋あたりが不安視されているからなのか。

しかし河原に到着してもやっぱり露店がなかったので、
ゴミが出るのを問題視しているか、
それとも露店は不要というイデオロギーなのかも知れません。


しかしこの周辺、前述のように商業地自体すでに少ないですし、

そうなると客が何万人集まろうとも有料席チケットの売上分ぐらいしか
収益に影響してこないのではないでしょうか?

(その、少し場所の離れている有料席方面には何かあるのかも知れませんが)




さて河原です。「川幅日本一」というのが気になる橋です。

その広さを利用しての4尺玉花火、ということらしいです。





とはいえ水の流れている本当の川幅はほんのわずかで、

土手から土手まで河川敷の幅が広いって意味らしいです。


この細い流れが、北千住あたりまで行くと悠々とした
金八先生の光景になるわけですな。




長い橋の上では夕陽がよく見えます。




あの頭ひとつ飛び出している円錐形は富士山かな、と思ったのですが
どうも方角が違うようです。

秩父の山並みと・・・八ヶ岳か何かかなぁ?




観覧会場はあの辺のようですが、河原はこれだけ広いというのに
随分狭い所に縮こまってる印象ありますね。

とりあえず橋の下に降りてみましょう。




何も見当たりませんがコウノトリがどうの、と書いてある一角。

そういえば鴻巣、名前にあやかって
コウノトリの飼育にも挑戦してたような話があったかなぁ。




季節によっては田んぼか畑に使われるらしい、
四角く区切られた柔らかい土地が広がっています。

一部テープで封鎖されている部分もありますが
どうやら基本的にはみんな、その辺に適当に座り込むスタイルらしいですね。

河川敷ならもっと地面が固いか草だらけだと思ってましたが、
せめて新聞ぐらい持ってくればよかったかな。




川の流れのそばも殺人現場っぽいテープで隔離されています。




わざわざ人の多い所に行く必要もないし、
ちょうど杭があってカメラを固定するのに使えるかもしれないので
中心から少し外れたこの辺にでも落ち着きますか。


右の方に赤く見えるのは消防車など。

でも、ここからだと何かあっても細いアゼ道しかないし観客は邪魔だしで、
火元に駆けつけられないような気が。




そういえば、カメラを買い換えてから花火大会は初めてだったかな?

花火の撮影は難しいので、ちょっと低速度撮影の練習しときましょう。

実際はもうかなり暗いのですが、
露出時間が長いせいで奇妙な色合いになっています。

空の真ん中へんに金星が写っていますが、
その左下にタイミング良く流星らしきものが入っていて驚きました。




さらに暗くなって北斗らしきものも見えてきました。

左上が柄、うっすらですが右下が合(水の入るところ)という向きです。



寒くなってきました。

最初は河原が広いせいかとも思いましたが、北関東だからかも知れません。

しかも昼間、季節外れに暑かったせいで半袖で来てしまいました。

6時半開始ですが、10月なら6時ぐらいからでも充分じゃないかと思います。




いよいよ始まりました!・・・が、

ちょっと遠くないですか?


そうか、4尺玉を打ち上げるために観覧場所をかなり遠くに設定してるんだな。

そのぶん他のほとんどの花火が割を食っちゃうというのは、どうなのかなぁ。




ズームすればいいんですけど、周囲の地形などが画面に入らないと
かえって迫力がなくなる面もあるんですよね。




大きい花火が遠くで咲いているという状況は、
花火の花がゆっくり開く形になるため、写真に撮るのは一層難しくなります。

デカい一発ものより、色違いの花火が多数同時に出るタイプの方が
写真映えはしやすいようですね。




ちょっとタイミングが早くて、ダイナマイトの爆発か何かっぽい写真。



ところで、打ち上げ発数15000発というから
計算上は松戸花火の倍くらいあるんですが、
それにしては随分散発的にしか上がらない印象がします。

花火の発数の数え方は、1発が炸裂して多数の子弾になったりするのを
何発と数えるのかなどで、だいぶ差が出てくるそうです。


間隔が長いせいか、半分ぐらい終わったところで
寒さがいよいよ厳しく感じられるようになってきました。

いっそ30分ぐらいで全弾集中的に上げちゃえないのかなぁ。

帰ろう。大会終了時の混雑も心配だったけど、それ以前に体力的に。




帰り道(と仮設トイレ)の位置が照明で示されているのは気が利いています。




実際のところ、橋を流れる車のライトと月も、
充分花火に負けずキレイだったりします。


秋の花火大会としては、やはり土浦花火のほうがハイレベルかなー。



河原自体は案外ゆったりと観られるのですが、
問題はそこへの接近路が限られることで、そこだけすごい混雑になります。

しかもその通路にゴザ敷いてる人も多いし、
会場に入る人と出る人がぶつかるのも混乱に拍車をかけています。
一方通行制の導入も検討した方がいいと思います。




ま、そもそも河原に行かなくても街中から観られる箇所は多いのですが。




駅のホームからだってこのくらいは見えます。

やっぱりあの観覧会場、遠過ぎだよなぁ。

4尺玉が実際どのくらいか不明ですが、この分だと案外、
改札から出る必要もなかったりしないかな・・・


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